前回は全館床暖房の素晴らしさについて説明しました。
デメリットとまではいきませんが、手間のかかる部分について伝えていきたいと思います。
入居5年目ですが、正直なところデメリットと感じる部分はありません。
前回の投稿についてはこちらをご確認いただければと思います。
全館床暖房の使用感について(メリット)
全館床暖房とは
その名のとおり、玄関等の土間を除く家中全ての箇所に床暖房が張り巡らされています。
我が家は温暖な地域のため不要ですが、寒冷地では土間にも床暖房が入っているようです。
一条工務店のi-smartは気密性が高く、全館床暖房が標準装備であることが一番の特徴でもあります。
標準装備でなくてもオプションであれば、一条工務店全タイプの住宅で全館床暖房をいれることは可能です。
全館床暖房のデメリット
- 温度調節が簡単にできない
- 温度設定が難しい
- みかんが腐る
- 室内が乾燥する
温度調整が簡単にできない
暑いと思って設定温度を下げても部屋の温度は簡単に下がりません。
逆に寒い場合に設定温度を1℃上げたところで部屋の温度はすぐに上がりません。
前者の場合は、即効性を求めるのなら窓を開ければいいのですが、それによって室温が下がりすぎた場合は最悪です。
一気に後者のパターンになります。
1〜2℃程度の誤差であれば衣類で調整しましょう。それで十分です。
温度調整が難しい
我が家は11月中旬から4月下旬まで床暖房を使用していました。
この間の温度設定は同一ではありません。
おおまかに
- 11月、12月、3月、4月(比較的暖かな冬)
- 1月、2月(寒さ厳しい冬)
の2パターンの設定になります。設定温度については別の機会で説明できればと思います。
もっとしっかり管理されている方は条件をつけて温度調整をされているのかもしれません。
ちなみに我が家の床暖房発動条件としては、昼間の室内の温度が20℃を下回った時としています。
今日は「寒いから」と言っても人それぞれ感覚は違います。我が家では妻は寒がりなのですが、夫以下子ども2人はそれほど寒がりではありません。
感覚ほどあてになるものはありませんので数値を定めルールを決めました。
みかんが腐る
箱でみかんを買い、床に置いておくと、アッという間にみかんの底にカビが生えます。
床に接している底の部分からカビが生えるため、上に積んであるものはフツーに食べられるのですが、気づいた時には下段のみかんは全てカビています。
みかんだけではありませんが、玉ねぎやジャガイモは芽が出ました。
食材を床暖房中の床に置くことは避けてください。
我が家では冬のみかんは玄関の土間に置いています。
室内の乾燥
加湿器がないと湿度は30%程度となります。
過乾燥は造作材の割れやクロスの剥がれ等になると言われていますので、40%以上を保つようにしましょう。
我が家ではリビングにダイキンクリアフォースZを設置しています。
広い部屋でも加湿が行き届くのでかなり優秀です。夏場はしっかり除湿もしてくれるのでオススメです。
寝室にも加湿器を置いていましたが、なかなか水が減らず加湿器が不要となりました。
4人で寝ていると寝息で加湿されるのか部屋の湿度が保たれます。
その他の対策として、お風呂場のドアを開けたまま固定し、湿気が脱衣所を通り、廊下へ流れるようにしています。
まとめ
はるかにメリットの方が大きいため、対策をすればどうってことはありません。
デメリットはないと言っても過言ではありません。
しかし、故障したらどうなるのだろう・・・と思うこともあります。
一応50年の耐久性と言っていますが、50年間保証してくれるわけではありません。
我が家の床暖房は水道水でいいのですが、それよりも前に建てられた方は全ての地域で不凍液を使用しています。少なくなった時には追加をしなければなりませんが、水道水で良かったと思います。
静岡県は暖かい地域ですので不凍液は不要のようです。実家のセゾンは不凍液を使用しておりますが。
参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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