展示品の冷蔵庫は買っても大丈夫?
家電に限らず衣類や小物等でも、展示品を購入することをためらってしまう人がほとんどではないでしょうか?
展示品をためらう理由
展示品をためらう理由は以下が考えられます。
- どれくらいの期間、店頭にさらされてきたのかが分からない
- 不特定多数の人が触れている
- 顧客がどのように商品に触れていたのか分からない(近頃はバカッターも話題)
※バカッターとは、炎上目的の動画を投稿するさまを表す言葉で、馬鹿とTwitterを掛け合わせた造語のこと。 - 消耗品の寿命が短い(ドアの開閉を繰り返している)
つまり、その商品が生まれてからどのような経緯を経て、今ここに存在しているのかが分からないことが不安を感じる原因であります。
それでも展示品冷蔵庫を買いました
我が家では家電量販店に展示されていた冷蔵庫(東芝VEGETA)を購入しました。
最終的には5年間無料保証・配送・設置・リサイクル料込みの175,000円(税込)まで値下げしてもらえました。
展示品の冷蔵庫は買っても大丈夫なのか?という問いについて、10年後の答え合わせになるかと思います。
600Lクラスの冷蔵庫がこの値段で購入できたのも、展示品であるがゆえです!
購入から1年程度が経過しましたが、全く問題なく使用できています。
購入した冷蔵庫
購入した冷蔵庫は以下製品です。
メーカー | 東芝 VEGETA(ベジータ) |
型番 | GR-U600FH-EW |
製造年月 | 2022年5月 |
容量 | 601L(冷蔵室305L、野菜室132L、冷凍室142L、製氷室22L) |
ドア | 6ドア 全面強化ガラスドア(磁石はくっつかない) |
年間消費電力 | 311kWh |
年間電気代 | 8,397円 |
特徴 | 真ん中野菜室 |
東芝VEGETAの売りは『もっと潤う摘みたて野菜室』で、10日間は野菜が新鮮な状態を保てることが特徴です。
元々我が家で使用していた冷蔵庫は以下の製品です。
メーカー | 日立(ビッグスリム) |
型番 | R-S42BM |
製造年月 | 2011年12月 |
容量 | 415L(冷蔵室215L、野菜室75L、冷凍室125L、製氷室18L) |
ドア | 5ドア 上段右片開き |
年間消費電力 | 210kWh |
年間電気料 | 5,670円 |
特徴 | 横幅600mmとスリム |
415L→601Lへサイズアップしました。
冷蔵庫を更新した理由
冷蔵庫を買い替えた理由は至ってシンプルで、使っていた冷蔵庫が故障したからです。
ディスプレイの鍵マークが12回高速点滅する状態になりまして、これは、冷却用ファンが問題を起こしたサインでありました。
上段冷蔵室及び中段にある急速冷凍室及び製氷室が機能不全に陥りました。
幸いにも、下段の野菜室及びその上の冷凍室は延命していたため、新たな冷蔵庫が届くまで何とか持ち堪えることができました😌
展示品冷蔵庫の状態確認
展示品の冷蔵庫は1点モノですので、しっかりと状態を確認することが必要です!
傷の有無
ぐるっと見回しても、目に見えるような傷はありませんでした。
展示品であるものの、お客さんが一番触れる前面ドア部分が強化ガラスになっていることも、傷がないことに一役買っていそうです。
冷蔵庫内のトレイも全て確認させてもらいましたが、異常はありませんでした。
ドア開閉部のヒンジの消耗が気にはなるものの、冷蔵庫のドアは1日に何度も開け閉めすることを想定して設計されています。
そのため、店頭でお客さんに何度も開閉されていたからといって、すぐに壊れるというのは考えにくいと言えます。
製品の保存状態
2022年5月に新商品として展示されてから、ずっと同じ位置に立ち続けていたようです。
通常、展示品の冷蔵庫は、デモモード(コンプレッサーは動いていない)で稼働しているものがほとんどですが、この機種はドアを開けても庫内ライトが点灯しないため、デモモードでの稼働もなさそうでした。
店員さんに確認したところ、
昨年の発売から一度も電源を入れておりません。展示場所も移動していません。
という返答が返ってきました。
理由を聞くと
基本的にデモモードで稼働させるものは、高機能な冷蔵庫になります。この機種はエントリー機ですので、稼働させていないのです。
- 庫内をスマホカメラで見る冷蔵庫(日立)
- Bluetoothスピーカー付き冷蔵庫(東芝)
- タッチオープン冷蔵庫(シャープ)
これら高機能冷蔵庫であれば、その機能をアピールするためにデモモードで稼働させているそうです。
一度も通電していないというのは、配線の消耗や庫内LEDの消耗もないという点で魅力的でありました。
展示品の魅力
展示品は何といっても価格が魅力です。
現物しかないため、価格での勝負となります。
店舗側としては在庫を抱えたくないため、売り切ってしまいたいという考えがあります。
展示品と聞くだけで敬遠されがちなので、展示品を購入候補として考えるお客さんの要望も無理のない範囲で聞いてくれます。
価格の交渉
価格交渉の中で、配送・設置・リサイクル料込みの178,000円(税込)を提示いただきました。
※値札の表示は、本体代金197,780円(税込)です。
見たところ状態も良さそうだし、かなり安くしてくれていいね👍
これにしようか!
安くしてくれたのは嬉しいけど、やっぱり展示品っていうところが気になる・・・
もう少し安くなるなら決めるんだけどな・・・
少々お待ちください!
全部コミコミで175,000円(税込)まで下げられそうです。
これにしよう😋
という妻の一声で、最後に3000円の値下げをしてもらえました!
延長保証の有無も要確認!
我が家が購入した製品は、値札にもあるように、5年間の無料保証が付いています。
家電量販店によっては展示品の場合、メーカーによる1年保証のみで延長保証に対応してくれない場合もあります。
展示品を購入する場合、延長保証の対応をしてくれるのかの確認は、事前にしておくことが重要です。
最新機種との比較
最新機種の値段
5年間無料保証・配送・設置・リサイクル料込みの230,000円(税込)を提示してくれました。
※値札の表示価格は283,800円(税込)となっています。
新製品230,000円と1年落ち展示品175,000円とでは、55,000円の差があります。
最新機種との性能の差は?
最新機種との比較表です。
2022年製 | 2023年製 | |
メーカー | 東芝 VEGETA(ベジータ) | 東芝 VEGETA(ベジータ) |
型番 | GR-U600FH-EW | GR-V600FH |
製造年月 | 2022年5月 | 2023年4月 |
容量 | 601L(冷蔵室305L、野菜室132L、冷凍室142L、製氷室22L) | 601L(冷蔵室305L、野菜室132L、冷凍室142L、製氷室22L) |
ドア | 6ドア 全面強化ガラスドア(磁石はくっつかない) | 6ドア 全面強化ガラスドア(磁石はくっつかない) |
年間消費電力 | 311kWh | 311kWh |
年間電気代 | 8,397円 | 8,397円 |
特徴 | 真ん中野菜室 | 真ん中野菜室 |
野菜の鮮度維持 | 新鮮摘みたて野菜室 | 新鮮摘みたて野菜室 |
カラー | グランホワイト | グランホワイト サテンゴールド |
サイズ | 幅685mm✖️高さ1833mm✖️奥行745mm | 幅685mm✖️高さ1833mm✖️奥行745mm |
重さ | 114kg | 114kg |
性能はほぼ変わりません
『ほぼ変わらない』ではなく、『全く変わらない』と思います。
新型と型落ち展示品どちらを買いますか?
新型と型落ちの展示品のどちらを購入するかについては、意見が分かれるところだと思います。
在庫品の型落ちならともかく、展示品は・・・とお思いになる方も、もちろんいるでしょう。
私たち夫婦の頭の中の判断材料はこんな感じでした。
プラス要素 | マイナス要素 |
55,000円安い | 展示品であり、不特定多数の人々が触れている |
性能は同じ | |
傷も見つからず、通電もないため状態は良いと判断 |
やはり、安さというのは最大の魅力ですね( ´ ▽ ` )
マイナス要素は『展示品』というところでしたが、55,000円というのは大きな数字です。
『展示品』というリスクを取って55,000円を獲得したので、結果的に良い品に巡り会えたと思っています!
100,000円値が違うなら展示品でもいいけど、55,000円くらいの値下がりなら、展示品は買わない!
と考える人もいるでしょう。
何を優先すべきか?というところは人によって異なりますから、展示品は絶対オススメですよ!なんて言うつもりはありません。
まだ使って1ヶ月なので、これから先長持ちするかどうかを見て判断したいと思います。
今の段階では少しだけオススメしたいくらいですかね。
もしかしたら、1年後には展示品の冷蔵庫は絶対やめるべき!とブログを記しているかもしれませんね・・・
そうならないよう大事に使っていきたいと思います。
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