生ごみ処理器キエーロを5ヶ月使用して分かったこと

 

目次

生ゴミ処理器キエーロを5ヶ月使用して

生ごみ消滅型容器のキエーロを5ヶ月間使用してきました。

まだまだ試行錯誤の状態ではありますが、使用して分かったことを記していきたいと思います。

そもそも、キエーロって何?

という方はこちらの記事を御覧いただけると幸いです。

キエーロとは、ランニングコストのかからない、生ごみを消滅してくれる処理機のことです。

我が家のキエーロ使用方法

生ごみを埋める場所

奥行き50cm✕横幅90cmのキエーロの枠内に、6箇所埋める場所を確保しています。

一度に投入する生ごみの量

我が家で使用している3.2Lのキッチンポット一杯になるまで生ごみを溜めます。

生ごみが溜まるまでの日数は、だいたい3日〜4日くらいです。

埋める生ごみの大きさ

我が家では生ごみを特別小さく刻んではいません。

本来キエーロを使用するにあたり、微生物が生ごみを分解させやすくするために、生ごみを小さく刻むことを推奨しています。

しかし、そもそも捨てる生ごみを更に刻んだりと追加で手を加えることは、日常生活の中で効率的ではありません。

それならそのまま生ごみを燃えるごみで捨てたい・・・と思ってしまいます。

そのため、生ごみは小さく刻むことはせずに土の中の微生物に頑張ってもらおうという考えです。

生ごみの仕分け

排出した生ごみの分別には、特別気を遣っておりません。

強いて言えば、貝殻やカニの殻は燃えるゴミとして捨てています。

甲殻類はバクテリアでは分解できないようです。

それ以外のものはとりあえず、ありのまま捨ててみました。

生ごみを埋めた後の対応

生ごみを埋めたあとは、そのまま放置しています。

掘り起こすタイミングは、次の埋める順番が回ってきたときです。

日数にして、20日前後で掘り起こすことになります。

5ヶ月間使用してみて

上記の使い方により、生ごみの分解が追いついていません。

穴を掘ると、生ごみが湿った状態且つ塊のまま残っている状態です。

以下の写真は20日前に埋めた箇所を掘り起こした状態です。

掘った穴をアップにすると土の湿り具合と残渣物が見えてきます。

そこそこの生ごみ臭がします。

 

生ごみの分解が遅い要因

①生ごみを埋める箇所が多すぎる

生ごみを埋める箇所が多いことから、生ごみを分解するために使用する土の量(バクテリア)が少なくなってしまいます。

範囲のイメージとしては以下のとおりです。

生ごみの捨てる箇所が多いことで分解に時間がかかり、土の環境が戻る前に次の生ごみを投入しているというサイクルとなってしまっています。

②水分が多い

生ごみを埋める際には、適量の水分を一緒に入れ、生ごみと土を一緒に混ぜる必要があります。

水分の量としては泥ダンゴができる程度の水分量が適量でありますが、前回埋めた生ごみの水分も土の中に残った状態の中、再度生ごみと水を投入していますので、ずっと湿った状態が継続している形となります。

水分は上から下に流れていきますので、キエーロの下の方はかなり水気を含んだ土となっています。

水分が多いと、埋めた生ごみが次第に腐っていき匂いを発します。

③生ごみと土の混ぜ合わせが弱い

①に連動する形となりますが、生ごみを埋める場所ごとの範囲が狭いことから、生ごみと混ぜ合わせる土の量も少なくなります。

また、上下左右の隣に別の埋める領域がありますので、その領域に侵入しない範囲で土と生ごみを絡める作業を行うため、どうしても混ぜ合わせ作業が弱くなってしまいます。

生ごみ同士が塊とならないよう、土と生ごみをよく混ぜることが重要であります。

④土が固い

生ごみを埋めた場所は、次のサイクルが回ってくるまでそのまま放置としていました。

加えて、次の生ごみを埋めるサイクルでも同様に

  1. 穴を掘る
  2. 生ゴミと水を投入
  3. 穴の中で土を混ぜ合わせる

だけとしていました。

そのことから、空気が土の中に入らず土が固くなってしまっていました。

シャベルを挿しても土が固く、土と生ごみの混ぜ合わせ作業がやりづらい状況でした。

⑤分解しにくい生ごみも投入

分解しにくい生ごみと言うよりかは、分解しにくい大きさの生ごみを投入していました。

その結果、全体的にも分解に時間がかかってしまい、そのうちに次の生ごみを投入してしまうため、生ごみの分解が追いついていない状況となっています。

以下はみかんの皮とキャベツの芯です。

見て分かるとおり、細かく刻んでおりません。

こちらは豆苗の根です。

豆苗の根は、スーパーで売っている大きさのものを三等分の大きさにしただけなので、一つの塊につき拳大くらいの大きさであります。

どちらもそのまま残ってしまっています。

今回は取り出して燃えるごみで処分をしました。

ちなみに、ワカメもそのまま残っていました。

ワカメは分解できないのかもしれません・・・

生ごみ分解対策

①生ごみを埋める箇所を減らす

現在の6箇所を3箇所へ減らしました。

②土を掘り返す

キエーロ内の土を掘り返し、土に空気を含ませます。

しっかりとかき混ぜます。

土いじりに夢中になり、気がついたら1時間半も過ぎていました。

意外と土いじりも楽しいものです😋

そしてこのまま3時間程度、日光と風を当て続けて水分もいくらか乾燥させました。

全体的に土が柔らかくなり、ゴロゴロとした小さな土の塊はあるもののフカフカの土に還りました!

③生ごみ投入時の水の量を減らす

我が家では、生ごみを溜める際に味噌汁の残り汁やお茶の残り等も一緒にキッチンポットに入れています。

その状態で生ごみをキエーロに投入後、更に水を生ごみに加えていたので比較的ベチャベチャの土となってしまっていました。

水の量を減らして様子をみたいと思います。

 

新生キエーロに生ごみ投入

さっそく生ごみを埋めてみます。

入っている生ごみは

  • 卵の殻
  • りんごの皮
  • 魚の骨(鮭とアジ)と頭(アジ)
  • にんじんの皮
  • きゅうり先
  • ピーマンのへた
  • きゃべつの残骸
  • 茶殻
  • コーヒーかす
  • きのこの残骸
  • 味噌汁の残り汁
  • 炒めものの残り油(フライパンやお皿に残ったタレ等含む)
  • 米ぬか少々(匂いを抑えるために入れています)

水の量を調整し、ザクザク土と生ごみをしっかりとかき混ぜながら空気も含ませます。

2日後

穴を掘り、中を確認します。

水気を吸収して土が固くなっていますので、空気を含ませて土を柔らかくしていきます。

※通常は次の生ごみ投入時に前回埋めた箇所を掘り起こして土に空気を含ませていくように考えていますが、今回は土の改良を試みた後なのでわざわざ2日後に土の中を確認しています。

土の塊ができているため崩していきます。

比較的大きな生ごみはまだ形が残っていましたが、その他は形がありません。

4日後

3日間溜めたごみを投入する前に、前回埋めた箇所を掘り起こしてみます。

白っぽい塊となっており、分解が進んでいる証拠です。

ザクザク崩しながら土を混ぜていきます。

今までと比べても生ごみの分解がかなり早いと分かります。

そして次の生ごみを投入して終了です。

しばらくはこのサイクルで生ごみを埋めていこうと思います。

キエーロを5ヶ月使用して分かったこと

  • 生ごみ投入箇所は3箇所〜4箇所程度にして、広範囲の土を使って短期間での生ごみの分解を促す
  • 定期的に土をかき混ぜて空気を含ませる
  • 生ごみ自体にも多くの水分を含んでいるため、追加の水の投入量は多くならないよう注意する
  • 生ごみは、自分が手間と感じない範囲で、極力小さく刻む
  • 分解に時間がかかりそうな大きな生ごみが出た際は、生ごみとして処理をせずに、時には燃えるごみとして捨てることも大切
  • 土いじりはなんだか楽しい。嫌なことも忘れられちゃう

春になり気温が高くなってきたことも、分解速度が速まった要因と思われます。

更に暑くなり、夏になったら虫の発生等次なる問題点が出てきそうです・・・

また使用状況について報告させていただきます。

キエーロは土の管理も必要になりますので、ランニングコストはかからないかもしれませんが、肉体的な労力は多少かかるということは覚えておいてください。

何でも処理できちゃう生ゴミ処理機も発売

キエーロでも処理できない、硬い鶏肉の骨や甲殻類の殻等も処理できる生ゴミ処理機が日本でも発売されました。

肉体的な労力は一切かからない優れものとなっています。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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色々と参考になる情報がたくさんありますよ。

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この記事を書いた人

2016年10月に一条工務店i-smart平屋を建てました。
家づくりの過程や子育てをはじめ、これまで過ごして来た「あれ」「これ」をブログに綴っていきます。
静岡県で暮らす夫婦と長男、長女、次女の5人家族です。

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