住宅ローン借入れ平均額は2879万円
気になった調査記事を見つけましたので紹介いたします。
英語学習ひろばさんの調査結果にあった記事ですが、その他にもオンラインアンケートで様々な調査をしています。
以下は住宅ローンの借入金額についての調査です。
我が家の借入額は2800万円です。
この記事は500人を対象に調査していますが、我が家の借入額はちょうどこの平均値です。
平均的な人間である私が、この調査記事を拝見した上での私見等を述べていきたいと思います。
住宅ローン
まず前提として、住宅ローンは借金であるということを理解しましょう。
高給取りかつ貯蓄が大幅にない限り、一般的に住宅建築に要する費用の1割〜2割程度しか頭金を用意できません。
残りの8割〜9割は住宅ローンを借りて家を建てることとなります。
なかには、諸事情により頭金を出すことができないという方もいらっしゃると思います。
頭金がなくても住宅ローンを借りることはできますが、それと引き換えにリスクも高くなります。
詳細は以下にて紹介しています。
最も多い借入額は?
借入額が2,000万円以上4,000万円未満が圧倒的に多いようです。
土地+建物となれば、このくらいの金額が手持ち資金にプラスして必要になります。
あくまで借金ですので利息をつけて返さなくてはならず、そのリスクを承知したうえで借りることが大切です。
今は超低金利時代であり、安いところでは0.4%程度の金利で貸してくれます。
20年程前の金利は2%や3%という時代でしたのでそれと比べれば遥かに低金利ではありますが、借入れる金額が多く、借入年数も多ければその分利息も増えて、最終的な利息は数百万単位となります。
我が家の場合
2,800万円を35年ローンの金利0.85%(変動金利)で貸してもらいました。
金利0.85%というと大したことなさそうですが、毎月77,100円の返済でそのうち20,000円弱の金利を支払っています。
利息は微量ずつ減っていきます。2021年現在(5年経過)で利息は17,500円/月程度です。
35年は月換算で420ヶ月となるため、420回これを払い続けるわけです。
もちろん今後の経済情勢により金利は変わってきますので、もしかしたら2%、3%の時代がまたやってくるのかもしれません。
変動金利とはそのリスクを背負うわけです。
変動金利と固定金利の特徴については後述しますが、我が家では融資担当者のススメで変動金利としました。
現状では金利が上がってはいませんので、月々の支払額に変化はありません。
ただ今後、金利が上がらない保証はありません。
固定金利か?変動金利か?
この答えは自分がローンを払い終えた後に分かります。
未来は誰にも分からないため、自分の中で根拠を確立して変動金利か固定金利かを自分で決定しましょう!
メリット
変動金利 | 固定金利 |
・固定金利に比べ金利を安く設定されている ・金利が上がらなければ総返済額も安く済む | ・社会情勢に影響せず、ずっと金利は同じ ・金利上昇に怯えることなく安心感を持てる ・毎月掛かる固定費が決まっていて、生活設計が立てやすい |
デメリット
変動金利 | 固定金利 |
・社会情勢に影響し、金利上昇のリスクがある ・いつ金利が上昇するのか?と金利上昇に怯える日々を送る ・金利変動による将来の固定費が不透明で将来設計も確実に組めない ・金利が上昇した場合総返済額も多くなる | ・変動金利に比べ金利が高く設定されている ・低金利時代が続いた場合、変動金利の場合よりも総返済額は多くなる |
このようにそれぞれ特色がありますが、前述したとおり、未来を予知することはできません。
一般的には
- 変動金利・・・貯蓄があり、収入も多い方に向いている
- 固定金利・・・収入も少なく、貯蓄もそれほどないという方に向いている
と言われています。理由としては以下のとおりです。
まず、金利上昇に対抗する手段・・・それは
借入金を一気に返済してしまうこと!
そして、それが出来るのは貯蓄と収入の多い人だけだからです。
それ以外の人は「固定金利」という金利が上昇しない保険がついたローン形態が向いているのです。
しかし、
最終的な決定は自分で行うしかありません!
絶対にやってはいけないこと・・・それは!
他人の意見に任せて、自分で熟考せずに決めてしまうことです!
なぜかと言いますと、
- 万が一の時に自分で考えて次の対応を決定することができない
- 失敗した時に、人のせいにしてしまって現実から目を逸らせてしまう
結局は自分の首を締めることとなってしまいます。
情報収集はかなり重要ですが、
- あのYouTuberが言ってたから大丈夫だろう
- 友人の〇〇がそうだから自分もそうしよう
と言ったようなことは絶対にしないでください。
自分の中で根拠を確立させて、自分で決めることが一番重要です。
借入額を2,800万円とした理由
アンケートでは住宅購入費許容理由とありますが、私の場合は許容という表現は適切ではなく、借りられる限界がこの金額でした。
私たち家族は、家を建てるため千葉県から静岡県に引っ越してきました。
仕事も辞めて転職しましたので、転職先での勤続年数は皆無であり、銀行からの信用はありませんでした。
両親が預け入れている預金があったことから、両親の預金の信用を盾にして、転職後4ヶ月の給料を基に算出された借入金額が2,800万円になります。
今思えば銀行もよくこんなに貸してくれたと思います。
その両親の預金は我が家の土地代で溶けてしまいましたが・・・
親のスネかじりまくりです。
アンケートで気になった回答
住宅ローンの返済額が、賃貸の家賃と同じ金額だから
この気持ちはとても良く分かります!
家を建てる前は、先輩や家を購入した友人から『メンテナンス費』や『税金』が追加で掛かるという話は聞いていました。
しかし、実際のところ自分は払ったことがないため現実味がなく、その時は「ふ〜ん」という感じで聞き流していました。そう!まるで他人事のように・・・
やっぱり人間体験してみないと分からないものです。
今では毎年5月の固定資産税価格通知は身に染みてツラく感じています。
賃貸の場合
- 経年劣化や故障→大家さんに直してもらう。費用負担は大家さん
- 固定資産税→大家さんが納付
- 家賃を払い続けるだけ
- 浄化槽保守点検、浄化槽法定点検→大家さんが負担だが、少額の管理費を払うことも
持ち家の場合
- 経年劣化や故障→自分で修理依頼。費用負担は自分
- 固定資産税→自分で納付
- 住宅ローンを払い続ける
- 浄化槽保守点検、浄化槽法定点検→費用負担自分
簡単に思いつくのはこんなところでしょうか?
持ち家の方が毎月の出費は多い
住宅は買ってゴールではなく、買った後も面倒を見ていく必要があります。
建築から数年経てば不具合箇所の修理や交換等もありますが、賃貸の場合は全て大家さんが対応してくれます。
家を買うということは、とにかくお金がかかります!
じゃ〜買わなければ良かったのか?というと
買って良かった!というのが私の気持ちです。
持ち家のメリット
持ち家が賃貸より優れている点は
ズバリ
- 広い!
- 騒音に神経質になる必要なく精神的に安心感がある!
という点です。これに尽きるのではないでしょうか?
アパートよりも確実に広く、その広さは3倍になりました。
家族が増えればそれだけ居住スペースが手狭になります。
広いというのは、心にもゆとりをもたせてくれます。
ストレス社会で唯一安らげる場所は自宅です!
賃貸との比較
- アパートのような集合住宅では、上下左右に住む別世帯の生活音が聞こえてくる
- こちらもうるさく感じさせたく無いと、気を遣い窮屈な住み方をしてしまう
- 結果、身も心も休まらない
持ち家なら
- 隣接する家への配慮は必要だが、集合住宅の比ではない
- 気兼ねなく過ごすことができる
- 結果、身も心も休まる
更に一条工務店の家は遮音性も高く、音がほとんど漏れません。
豪雨でも多少音がする程度です。普通の雨は降っているのか気がつきません。
家は安い買い物ではない
家を建てるというのは人生で一番大きな買い物となるはずです。
一度買ったら簡単に引っ越すことができず、ずっとその地で住み続けていくことになるため、日々のストレスをコントロールする必要があります。
家に居るときくらいストレスから解放されたいですよね?
そういう点で持ち家は最高です。
プラスの資産になるの?
資産的な考えで損得勘定を言えば、間違いなく負債だと私は思っています。
資産になるという人はよほど立地のいい場所であり、且つ安く手に入れた方だと思います。
私も買うときは「資産になる」と思っていましたが、実際に所有してからは、上記のような考えに変わっていきました。
なぜ負債?
例えば
- 空き家となってしまって売りたいと思っても、その時に買ってくれる人がいなければ売ることができない
- 処分ができないばかりか、自分が所有者なので売れるまでは固定資産税を払わなくてはならない
- 更には、空き家となっていることから、草が生えて近隣に迷惑をかけてしまうため、除草作業が定期的に必要
簡単に手放すことができればいいのですが、いくら安いと言っても数百万はする不動産に変わりないので、簡単に売ることができないと思います。
プラスの資産になるという考えはちょっと違うかな。というのが私の今の気持ちです。
まだ入居して5年目ですので手放すことは全く考えていませんけどね。
まとめ
このアンケートを見て、住宅を購入する前の私の思考がたくさん見えました。
借入額もきっちり平均値でしたし。
住宅を持ってみると賃貸では見えなかったことを考えることが多くなりますので、費用や手間はもちろんかかりますが、人生の勉強にもなります。
なにより、持ち家はいいですよ!自分の思うとおりに生活できます。
ただし、近隣住民は選ぶことができませんが・・・
我が家のご近所トラブルについてはこちらをご確認いただければと思います。
家づくりの参考になれば嬉しいです。
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