家を建てるのに頭金は必要？
建てられるかどうかという観点でいえば、頭金がなくても家は建てられます。
審査は厳しいですが、フルローン（全額ローン）という形でローンを組むことができます。
フルローンの代表的なものでフラット35があります。
フラット35とは
- 全期間金利固定型の住宅ローンです。金利がやや高い
- 最長融資期間35年
- 借入上限8,000万円
- 70歳未満であれば借入可能（基本的には親子で借りたりする場合）
- 借入時の保証人不要
- 繰上げ返済の手数料無料
- 審査は厳しい
ただしフルローンの場合のフラット35は金利がさらに上がります。
【フラット３５】 借入期間：21年以上35年以下
| 融資率 | 金利の範囲 | 最も多い金利 |
|---|---|---|
| ９割以下 | 年1.360％～年2.160％ | 年1.360％ |
| ９割超 | 年1.620％～年2.420％ | 年1.620％ |
頭金を入れない理由
- そもそもお金がない。貯金がない。
- 子供の養育費、学費でまとまったお金を残しておきたい。
- その他突発的な費用がかかる可能性のためにお金を残しておきたい。
等々の理由があるかと思いますが、そのような状況で今すぐ建てたいという場合にフルローンというのは選択肢となります。
年齢的にローンの返済を考えれば「今のタイミング」と考えたり、一目惚れした土地が見つかった、そして価格等の条件もいいとなれば「今のタイミング」と考えたりした場合には住宅の購入に踏み切る理由になるかと思います。
頭金を入れるメリットは？
- 借入金額を少なくできるため、月々の返済額を少なくできる。
- 借入金が減るため返済期間を短く設定できる。
- 上記によって総支払額（借入金＋金利）を少なくできる。
上記のようなことが考えられ、頭金を入れる余力があれば入れた方がいいでしょう。
我が家の場合
- 土地・・・贈与のため出費なし
- 水道引込み菅工事・・・457,450円
- 建物・・・26,873,398円
- 外構・・・1,728,000円
- ルームエアコン取付工事（アパート住まい時からの持ち込み）・・・27,000円
- カーテン・・・184,788円
- 家具・・・478,000円
- 火災保険・・・285,480円
合計29,777,176円
- 頭金・・・1,800,000円
- 借入額・・・28,000,000円
合計29,800,000円
仮契約時の100万円と預かり金80万円を頭金という計算で、融資を2,800万円お願いしました。
上記のように資金繰りをしましたが、その後預かり金は39万円戻ってきて、補助金も全部合わせて120万くらいもらえました。その他住まいに係る支払いは不動産取得税の支払いぐらいだったと思います。
しっかりと内訳を理解していれば、補助金が収入として入る分100万円をプールしていた預金から頭金に追加して、借入額を100万円減らしても良かったかと思いました。金利もバカになりませんしね。
しかし、補助金も最後に入ってくるまでもらえるか分かりませんでので、ギチギチに計算された資金繰りの場合では不足の事態に対応できなくなってしまう可能性もありますので、ある程度手元に残しておいた方が良いとも思います。
人間は後悔の生き物ですので、後から結果論であれこれ思ってしまうのはしょうがないですよね。
まとめ
頭金は用意できなくとも家は建てられますが、用意できた方が金利や利息も抑えられます。
家は買って終わりではなく、ローンを払い続け、メンテナンスや消耗品費でランニングコストもかかり、長期的な資金繰りを考えなくてはなりません。もっと言えば最後の解体費200万円くらいも子どもに残しておかなくてはならないとも今の段階で思っています。
特別な人でない限り、人生で一度きりの大きな買い物ですので、買いたいという気持ちが最高潮になった時が買いだと思います。勢いで買うと決めたらそこから否定的な思考に入りましょう。そのうえで考えられる課題を頭で整理して最終的に買うと決めたら楽しく打ち合わせができると思います。
参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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