平屋を建てる際にどれくらいの面積の土地が必要か?
平屋は2階建てに比べ建築面積が広くなります。
一般的に平屋を建てるためには、2階建ての住宅を建てる時よりも広い土地が必要になります。
我が家では、約89坪の土地に平屋を建てました。
4LDKの平屋なら、整形の保たれた土地(長方形や正方形に近い形状)60坪くらいの広さに建てたとしても、駐車スペースを十分に確保することはできるのではないかと思います。
建築面積とは
建築基準法施行令第二条第一項第二号に記載
以下条文↓↓
建築面積建築物(地階で地盤面上一メートル以下にある部分を除く。以下この号において同じ。)の外壁又はこれに代わる柱の中心線(軒、ひさし、はね出し縁その他これらに類するもので当該中心線から水平距離一メートル以上突き出たものがある場合においては、その端から水平距離一メートル後退した線)で囲まれた部分の水平投影面積による。
とあります。
・・・?
難しい言葉が多く内容が一発で頭に入ってきません。
簡単に言いますと、
建築面積とは建物を真上から見た面積のこと
を指します。
外壁で囲まれた部分の面積であり、軒等が外壁より外に出ている場合はそれも含みます。
水平投影面積とは建物の真上に太陽が来たときの建物の下にできる影の面積のことを言うそうです。
つまり、大抵の場合は、建物1階の面積が建築面積という認識でいいと思います。
我が家の土地形状
我が家の土地は、長靴のような形をしています。
89坪と広めではありますが、整形が保たれておらず、使い勝手が良いとは言えません。
そのため、家を建てるにあたり家の形が土地の形状に左右され、間取りも自由に検討することができませんでした。
住宅配置図
土地の形状に合わせ、以下のような配置となりました。
間取りを検討する上で一番に要望したこと
土地の形状に合わせて可能な限り北側に寄せてほしいということを伝えました。
理由としては
- 北側は土地境界が斜めに入っており、まとまったスペースの確保ができないため出来るだけ北側を潰したい。
- 台形のような土地であり形が悪いものの、南側は末広がりとなっており、ある程度のスペースを確保できる形状であった。
- 南側に庭や駐車スペースを広く確保したい
要は北側の土地を出来る限り潰すことで、南側にスペースを出来る限り生み出してほしいということです。
その他の問題点
図面を見ていただくと分かりますが、南側赤い線で表現しているのが電柱の支線になります。
何とか撤去することができないか?と中部電力と協議しましたが、撤去することは出来ませんでした。
土地を購入する前は空き地であったため、電柱から7mの位置まで支線が伸びていましたが、なんとか3.5mの所まで引っ込めてもらいました。
これ以上短くすることは、電柱が傾く危険もあり撤去は以ての外だという回答を受けました。
邪魔で仕方がありませんが、支線があることの弊害については命には替えられませんので、短くはなっただけでも良しとしています。
デッドスペースの存在
赤く囲った部分はデッドスペースとなっています。
土地の形状が悪いとデッドスペースが生まれます。
使いみちがないのに、この分の土地にも固定資産税が課税されています。
このスペースは使い道がないのに、未来永劫出費(税)がかかるお荷物スペースとなっています。
出来れば切り離して誰かに渡したいですが、そんな都合よくいきません。
土地探しはこのようにデメリット部分も飲み込みながらも、希望する条件と照らし合わせて検討して探すものです。
スペース①
①のスペースは、倉庫を置くくらいしか活用の見込みがありません。
しかし、倉庫も設置するメリットもなく、デッドスペースとなっています。
その理由は以下2点です
- 倉庫を設置しても西側の敷地内スペースが狭いことから、物を運んでの通り抜けが難しく、動線の確保ができない
- 生活の中心となるLDKが南側に配置しており、北側は死角となる。フェンスで囲んでもいないため、盗難の心配がある
スペース②
支線がある上、形状も三角であり、普段はデッドスペースとなっています。
ただし①と違い、活用法は一応あります。
それは、駐車スペースとして使用することです。
斜めに入れることで軽自動車をギリギリ駐車することができます。
来客がある際には、我が家の軽自動車をこの場所へ移動させ、客人の駐車スペースを確保することができています。
まとめ
「89坪と聞くと広くていいね〜」と思われるかもしれませんが、上手く活用できない部分があるため、89坪という数字に対しての広さを十分に堪能してはおりません。
とはいえ、平屋を建てるには十分の広さであります。
ここまで、土地に対する不満のようなことをツラツラと述べてきましたが、そうは言っても夫の両親に用意してもらった土地ですので感謝しかありません。
なんと言っても念願の平屋を建てることができたのですから!
住まいづくりを検討中の方に、平屋の選択肢についても候補となりうる参考材料となれば嬉しいです。
家づくりのはじまり〜土地探し〜
家づくりは土地探しから始まります。
土地がなければ家を建てることも計画することもできないからです。
土地を探すのはそもそも疲れる
- 理想の土地がなかなか見つからない
- 毎週末(毎休日)に土地探しをしていて休まらない
- 不動産屋を回っても同じような土地を見て回される
- 理想の土地が既に売れてしまったことからの精神的ダメージを負う
以上のような理由から土地探しには根気が必要です。
不動産屋巡りは時間と労力がかかる
土地は一点ものであり、不動産屋を回れば掘り出し物件が必ず出てくるというものではありません。
もちろん中には、たくさん不動産屋を回ったおかげで理想の土地が手に入ったという方もいらっしゃるかと思います。
しかし、不動産屋を回ることが理想の土地が見つかることと直結するわけではありません。
不動産屋を多く回れば良いということでもない。
不動産屋を手当り次第回るというのはオススメできません。
それは、
どの不動産屋も大体同じ物件を扱っているからです。
不動産屋が所有する土地であれば、その不動産屋でしかその土地の情報を知ることができません。
しかし、多くの土地は所有者が個人となっています。
土地所有者は土地を早く売りたいので、多くの不動産屋に仲介をお願いしています。
そのため、その地域の競合する不動産屋を回ったとしても同じ土地を紹介されることがあるのはそういった理由があります。
不動産屋はその土地を仲介して紹介しているだけであって、その土地が売れた場合に所有者から売却益の数パーセントを仲介料として貰うことで不動産屋は成り立っています。
仲介の仕組み
不動産屋にもよりますが、仲介手数料は売れた時に発生するタイプがほとんどです。
土地所有者は土地が売れるまでは不動産屋に支払う費用は発生しない(もしくは少額)ため、たくさん情報を出してもらう方が土地所有者にメリットがあります。
逆に不動産屋も土地を所有していないために、その土地の管理(草刈り)をする必要がなく、固定資産税も支払う必要もないため、余計な経費がかかりません。
その上で、土地が売れた場合には売却額からマージンを貰えるため不動産屋にとってもメリットがあります。
つまり、お互いにメリットがあるわけです。
時間はお金では換えられない
1件不動産屋を回れば個人情報の記入をし、土地情報の説明を受け、現地確認をすることで、半日は時間を要してしまいます。
さらに、不動産屋を回ることによってこれがループし、現場に行ったら「あれ?この土地見たよね・・・?」という状況も起きてしまうことだってあります。
違う土地の情報が欲しいのに、同じ手続きを踏まされて手にできる情報は同じような物件となれば、「時間を返してくれ」と思いたいのは当然です!
どの不動産屋でも同じで、最初に「こちらご記入おねがいします」と紙を渡され、
- 住所
- 氏名
- 生年月日
- 勤務先
- 年収
と言った個人情報を記入させられます。
こんな事なら、「一回で手続きが済まないのか?」「ワンストップで土地探しはできないのか??」と思ってしまいますよね?
ワンストップ土地探し
土地探しをサポートしてくれる【タウンライフ 家づくり】というサービスがあるのをご存知でしょうか?
土地探しの手続きが一回で済む『ワンストップの土地探しサービス』のことで、皆様の代わりに土地を探して提案してくれます。
- 自宅で土地探しの一括依頼が可能
- 追加費用なく一切無料
- 土地探しのプロによるアドバイスが貰える
↓↓公式サイトは↓↓
電話での連絡はイヤだな・・・という方は、メールでの連絡を希望する旨を要望欄に記載することで電話連絡を控えてもらうことも可能のようです。
- 土地を探したいんだけど何から調べればいいか分からない
- 不動産屋で話を聞きたいんだけど休日に時間が取れない
- 不動産屋で土地の情報を得たけどもっと他に情報がないか気になる
といった方は、一度相談してみてはいかがですか。
こちらで土地のサポートも受けつつ、どこか1か所目ぼしい不動産屋を見つけて、土地の情報収集に努めるのが最善の方法ではないでしょうか!
『不動産屋』プラス『タウンライフ家づくり』といったように多方面から情報を収集することで、情報を客観的に知ることができるメリットもあります。
中でも、土地のプロによるアドバイスは聞く価値があります。
- 土地価格の相場
- 関係法令等の規制について
- 周辺環境やハザードマップについて
等々素人では調べることが大変な情報についても、アドバイスを貰うことが出来るのはありがたいですね。
一度相談してみてはいかがでしょう?家づくりを考えている皆様の力になってくれることと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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